続祭りと病

逃げた後、電車に乗ったところですごく喉が渇いた。駅を出てすぐのダイエーの入り口横の植え込みのコンクリに腰かけてドクターペッパーを飲んだ。飲みながらダイエーを見たら、二匹の犬が自動ドアをはさんで右と左に一匹ずつつながれていて、おとなしく飼い主の買いものを待っていた。狛犬みたいだった。左側の犬はまだ若い感じで、前足をたてて座っていた。右側の犬は歳をとっているのか疲れたのか、地面につっぷしていた。おとなしい二匹の犬は、買いもの客たちに大人気で、ダイエーに入る人、出る人にかわりばんこにちょっかいを出されていた。それでも犬は一度も吠えたりしなかった。犬と買いもの客のやりとりをしばらく眺めていたらだんだん眠くなってきて、気づいたらその場で少しうとうとしてた。どうしようもないので部屋に戻って、ちょっと横になったらそのまますぐ居眠りしてしまい、気付いたら夜中になっていた。
日中、高校生の男子と少しお話をした。楽しかったし、そんな機会何年ぶりだったかと、後で興奮した。