うやむやな了解とともに果物に手をつける朝

朝ご飯:メロン


目が覚めるとブラジル×ドイツの試合は終わっているどころか、部屋の窓は開いたままで、窓の外は明るくて、ベランダのナスタチウムは新しい花を開花させていた。窓際においてある扇風機はタイマーをかけた覚えもないのになぜか止まっていて、「おや?」と思ったけど同時に「ああ、そう」とも思って、そういううやむやな了解をひとりでしながら、再び扇風機をまわしはじめて、テレビを消した。
うやむやな了解で始まるのが日曜日の朝だとしたら、今朝は正しく日曜日の朝だったかもしれず、この感じは嫌いではないなと思った。
梅雨入りがどうのと聞いていたけれど連日雨が続くわけでもなく、昨日の昼に仕事場から外に出た時に体が感じた感覚はどう間違えても「夏」で、窓の外を見る限り、今日の天気も梅雨ではなさそう。
植物に水をやってから、先週末にとってきて以来台所に放置の梅を今日こそ仕込もうと思い立ち、水洗いをしてアク抜きをしながら、いただき物のメロンの残り半分を全部食べた。