買いスマス

午後、外出。近所のバス停で時刻表を見てみると適当なバスがないので駅まで歩いていくことにして、パン屋でパンを二つ買い食べながら歩いていると、向こうから見慣れたバスがやってくるので自分がさっき見たのは反対方向に向かう違う路線のバスの停留所だったことに気がついたのだけれど、反対側にわたのにいくつかのタイミングをはからなければならないのが面倒に思えた上、気分はすっかりパンを食べながら歩いていくムードだったので結局そのままバスを見送って、ふたつめのチョリソーのパンを包みから出す。
東急ハンズに行って5階か6階の家庭用品売場でアイロン台の見本品をひとつひとつ品定めする。台の高さが調節できるタイプはいくつかあるものの、調節可能というその機能と引き換えに安定性を失っているのが残念でならなかったのだけれど、なかにひとつだけ、ぐらつきの幅が抜群に小さい台があり「買うならこれかな」と思うに至るものの、その長い足と高さ調節機構ゆえと思われる折りたたんでもなお目立つ大きさに改めて不安を憶えてしまい、結局今日は買わないことにする。
その後別のところで自分用にスーツを買い、また別のところでセーターを買う。アイロン台にしてもスーツにしても「クリスマスだから」というより普段の生活の中で必要が生じたための買い物なので、プレゼントやオレゼントには数えないでおこうと考えつつ岐路につく。
帰り道、駅前のパン屋でまたパンを買い、家に帰ってそれらを食べる。