帰省初め

朝、起床。朝食にホットケーキ。外出。バスと電車を乗り継いで実家へ。
昼、駅から家までの車中で珍しく兄が帰省していることを親から知らされる。実家に着くと兄は持参した自転車で群馬のほうまでトレーニングに出てしまったとのことで不在。しばらくしてピタピタしたウェアを着た兄が帰ってきたので挨拶。
午後、親戚も続々集まってきて宴会。寿司、正月料理、漬け物、汁粉、和菓子、洋菓子、芋焼酎
夜、そばを茹でて夕食。物足りないのでうどんも茹でてもらう。
深夜、居間で兄としばらくぶりに、というよりすごくひさしぶりに、というより本当にしばらくぶりに話をする。子供の頃はそれなりに仲のいい兄弟だったと思うし一緒に遊んだ思い出もたくさんあるのだけれど、兄が大学進学と同時に家を出て以来顔を合わせる機会がどんどん減って、自分も東京に出てきてしまってからは一年間で半日一緒にいるかいないかくらいで、兄に対する記憶というか印象はその15年前からほぼ更新もなく今に至っているといっても過言ではないくらい止まっているので、兄が家にいた最後の1、2年の受験前でピリピリした感じとか、それが呼び水になって思い出す心の中で兄を「鬼」と呼んでいた頃のことなどが自分の中でひとりでに深化してしまって、兄のことを勝手に「こわいやつだった」とか思い込んでしまっていたのだけれど、居間のこたつに入ってひとりでビールを飲みながら、いい気分になったのかこちらの様子をいろいろ聞いてくる兄がそれとはまったく違うので「こんなだったっけか」と思いつつ、兄の質問に答えたり、少しだけこちらから質問をしてみたりする。
話しながらなんとなく、これからは兄と会ったり話したりする機会も増えていくのだろうな、と思ったりもする。