パイプカット

窓の外にはシモクレン(紫木蓮)

朝、起きて朝食に少々焦げたホットケーキとコーヒー。食後に庭に出て、今日は家の裏側にたまっている長年の枯葉の山を片付ける。
家の裏側にはいくつかの椿の木の他に大きな木蓮(紫木蓮)の木が一本あって、今、普段寝ている二階の畳の部屋の窓からはもう少しで咲き出しそうな毛むくじゃらの花のつぼみがたくさん見えているのだけれど、夏にはその窓が、やたらにぶ厚くて大きな緑の葉っぱで覆われるようになる。今は去年茂ったその大きな葉っぱが枯れて地面に落ちたままかなりのボリュームで積もっていて、最近までは特に気にしていなかったというか、家の裏側は結局行き止りであまり足を踏み入れないところなのでそれでもいいと思っていたのだけれど、庭のほうが片付いてくるにしたがって、自然とこちらにも目と足が向くようになってきた。
昼、妻が仕事に出掛けていくのを作業をしながら見送ったりしつつ枯れ葉をどんどん袋に詰めていくと、そのうち地面が見てくる。
それから思い出して、椿の葉っぱを下から覗き込んでチャドクガの卵塊を探す。案の定いくつかの葉の裏には茶色い塊がついているのが見つかって、見つかったのはうれしいのだけれど、あったこと自体は非常に憎々しい。そんなふうに思いながら葉っぱごと切り取って、枯葉の詰まった袋に捨てる。