朝、畳屋の老夫婦がやって来て一階のすずらんの間の畳をあっという間に持って行く。なにもなくなった部屋の床を二人で雑巾がけ。畳が無いぶんだけ歩くと床がミシミシいう。たまにそのまま踏み抜きそうになる。改めて眺めてみるとなにも無い部屋は思いのほか…
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