餅つき

現場


朝、起きると親は既に支度を始めていて、既にかまどに火が入っていた。朝食を食べてからお仕事開始。昨日の雪を避けて親が集めておいた裏の林の枯れ枝を、ナタとノコギリで適当に揃えて薪にする。
もち米はかまどの火が蒸してくれるし、蒸しあがったもち米はマシーンがついてくれるから、人は火と餅の加減を見てあげればいい。できあがったもちをビニール袋に入れて、お盆で押して平らに。半俵(約30キロ)のもち米が無くなるまでその繰り返し。最後のほうは、米粉(米をひいた粉)と蒸したもち米を混ぜて作るこな餅をつくった。
思ったよりも作業がはかどり、昼頃にはすべてのもち米がつきあがって餅になった。最後にあんころ餅とからみ餅をつくって終わり。
昼ご飯にさっきのあんころ餅とからみ餅と、最後の方に炭火のなかにアルミホイルにくるんだ放り込んでつくった焼き芋を食べて、午後は縁側で昼寝。
餅つきの途中、かまどの火の様子を見ながら、燃える炭火のゆらゆらを見ていると、不思議に飽きないし、それどころか思わず見入ってしまう。凝視、炎を見つめる子。なんでしょうか、あのチカラは。