そら面白い

050611夜空の発光


午前中は部屋の片づけをして、昼過ぎに外出。午前中にダウンロードした2525稼業のライブ音源を聴きながら商店街をウロウロ。
ウロウロの後、仲の悪い友達と喫茶店で食事。注文したペペロンチーノの塩辛さが尋常ではなく困る。高齢者であればどうにかなってしまうであろう塩辛さ。塩辛くて困って店の外をふと見たら、隣にある楽器屋に並べられた楽器がガラス越しに見えた。直接ウクレレは見えなかったけれど、ウクレレのことを思い出した。
高校生の頃に手に入れたウクレレを去年の秋ごろに壊してしまい、この頃またウクレレが弾きたくなってきた。たいして弾けないどころか、真面目に練習もしなかったから結局今でも全然弾けない。全然弾けないくせに最近の僕は「今度はちゃんとやるから」と、誰に言うわけでもない言い訳を頭の中で繰り返しながら、新しいウクレレを手に入れるタイミングをうかがっている。そういうことを思い出した。
テーブルのお皿にはまだペペロンチーノが残っていて、食べてみると相変わらず驚くほど塩辛い。次回もこんなに塩辛いペペロンチーノだったら必ず抗議してやろう、もしくはそれを見越してあらかじめ「塩分控えめ」で次回は注文してやろうと思ったが、そこまでする理由もないなと思い直して、もう頼まないことにした。
仲の悪い友達がそのあと渋谷に用事があるというので、一緒にバイクに乗って渋谷まで連れて行ってもらったものの、結局渋谷でやりたいこともなく、そのまま電車に乗って帰ってきた。
帰り道もまた音楽を聴きながら、途中の花屋で植木鉢を買い雑貨屋でホウキと土を買い、部屋に戻ってベランダの植物の世話。緑道に行って鉢の穴をふさぐ石ころを拾い、今まで黒ポットに入っていたナスタチウムもようやく鉢に入れてあげることが出来た。
夕方、西のほうを眺めていたら、夕暮れの空が地獄のような風景だったので、屋上からインターバル撮影を試みたものの、後で回収に行くとカメラは見事にこけていて、カメラには青い空だけの写真が何枚も写っていた。
夜、都心のほうを眺めていたら、空の雲だか霧だか塵だかが、街の明かりでぼわーっと光っていて気持ち悪かった。
ちかごろ空が面白い。やたら面白い。今更ながら面白い。とにかく空が面白い。