三谷幸喜監督作品『THE有頂天ホテル』

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会話芸。コンスタントに笑いのポイントがくる。後から知って意外に長かった上映時間もまったく苦にならずに見終わる。わらわら出てくるたくさんの登場人物たちは、一人ひとりが劇中の現実の中での「その人」を生きながら、積極的にあるいは必要に迫られて「その人」とは別の「誰か」を演じる。「誰か」を演じる「その人」の姿が懸命であればあるほど滑稽で、僕はそれを遠くから見て笑う。