赤飯

午前中、起きて家事。この機会にホットカーペットを押し入れに片づけたものか、少し考えて結局また敷く。メイルにて今朝はやくに友達が無事赤ん坊を産んだことを知る。めでたい。
午後、外出。バスと電車を乗り継いで武蔵小杉へ。お腹が減ったので駅前でパン食。しばらく待って合流、住宅街をウロウロして助産院に到着。母親と赤ん坊は廊下をカーテンで仕切ってつくった仮設の部屋で一緒に寝ていた。生まれてから半日もたたない赤ん坊のホッペタをおそるおそる触ると、ふよふよしていて気持ちいいのだけれど、どうにもこわさが先んじてしまい、もっぱら横から眺めて過ごす。
ゲボゲボとなにかを吐き出す赤ん坊をあやす母親が、当たり前だけれどもうさっそく立派に母親然としていることがなんとなく不思議に思えたのだけれど、思えば一年近く前から二人は一緒に暮らしていたのであるのだから、それはごく当たり前のことなのかもしれない、と思い直す。僕らがそこにいたからなのかもしれないけれど、父親が母子からすこし離れたところで二人の様子を眺めている姿がなんとなく印象に残った。
夕方、新親子のところをおいとまし、電車で埼玉へ。
夜、実家に辿り着くなり食卓に着いて、見ると赤飯が炊いてある。赤飯と隣の家のつくったくず胡瓜とほうれん草の胡麻和えがいずれも山盛りに盛られているのをどんどん食べる。
用が済んだので家を出て、深夜に帰宅。就寝。