食料調達の彼岸

春分の日。朝、寝坊気味で起床。急いで支度して外出。埼玉へ。
昼過ぎ、実家到着。ちょうど親戚の叔母たちが来たところのようで玄関先でかたまりになって立ち話をしている。自分たちが現れたことでゲームセンターのコインゲームのように玄関先につまっていた人たちが居間に流れ込む。一応全員揃ったところで昼食開始。吸い物、にぎり寿司、ちらし寿司、いなり寿司、白和え、さつま揚げ、エシャロット、ぼたもち、漬け物、手製のグレープフルーツゼリー。出前の寿司と母親の作った料理を大人数でうまいうまいと言いながらどんどん食べる。出される料理をひたすら食べつつ止まらない叔母たちのトークを聞き続け、夕方前にひと段落ついたところで墓参りに出掛ける。
はじめは歩いて行こうと言っていたのに結局は車で向かう。墓のまわりをきれいにしてから線香をあげる。実家のような田舎でもお供えは持ち帰る決まりになっているらしい。だから供える花は持ってきてもぼたもちはあらかじめ持ってこなかったらしい。合掌。
家のお墓をあとにして墓場の中を歩きながら「昔は約束でお墓の高さが決められていて、うちの墓もそれにあわせて作ったものなのに、今みんなそれ以上にどんどん高くして作る。ここも、ここも、高くして作っている」と父親が話すのを聞く。帰宅。
家に戻ると再び始まった叔母トークを聞きながら、叔母のひとりが買ってきたというまつむらパン屋の菓子パンを食べる。和菓子も食べる。そしてときどきお茶を飲む。
夕方、解散。お土産を持って帰る叔母たちを見送ってから、包丁を持って畑に出て、大根、ブロッコリー、レタス、キャベツ、若たまねぎ、ベビーリーフ(山東菜、ちんげん菜、みぶな、水菜、赤かぶ)を収穫。家に戻ってから荷作り。野菜の他に、キュウリの漬け物三種類(しそ、唐辛子、塩)、うどん、そば、さつま揚げ、残ったちらし寿司、焼き菓子詰め合わせ、金山寺味噌などをかばんと紙袋に詰めてみると、帰りの荷物が朝来た時の三倍になってしまう。
夜、父親の提案にしたがい隣町の鰻屋に出掛けて夕食。うな重と焼き鳥(たれと塩)で満腹。そのまま駅まで送ってもらって電車で帰路へ。夜中前に帰宅、持ち帰った食料を片付けて就寝。