ナイスバランスで冬至の支度

今年の風呂は21柚子

午前中に家を出て昼過ぎに実家に到着。
昼ご飯を食べてから庭に出て柚子を収穫。庭の東の食べられる柚子はまれに見る豊作で、高いところに鈴なりになっている実を父親が高枝切りばさみで切り落としていく足下でボトボトと落ちてくる実を拾って集めてみるとバケツふたつ分の柚子がとれた。庭の前のほうにある別の木の柚子の実は東側の木に比べるとずいぶん小ぶりで観賞用というか柚子風呂用なのだけれど、これもまた集めてみると豊作で、小さい柚子がかごのふちまでいっぱいになる。ついでに畑の野菜もたくさんとって、それらを詰め込んだダンボールをふたつ作ってコンビニから自宅に送る。
夕方、父親の自転車のサイクルメーターの調子が悪いというのでみると、このあいだ自分が買って送ったバスケットはちゃんと取り付けられていたのだけれど、父親が自分で買ってきたらしい泥よけは、前輪が逆に付いている。
夜、夕食を食べてから、ダンボールに入りきらなかった総菜や果物を紙袋にいれて、なぜか鉢植えのシクラメンも袋にいれて、車で駅まで送ってもらって帰路につく。
時々こうして帰っては親にご飯をたらふく食べさせてもらい、野菜やその他の食料を大量に持ち帰り、駅までの送り迎えまでしてもらっているわりに、こちらがお土産として持ち帰ったのは、貰いものの来年のカレンダーとみかんの蜂蜜一瓶だけで、これは考えるまでもなく不平等というか不均衡というか、全然ギブアンドテイクになってはいないのだけれど、だからといって遠慮するつもりはまったくなくて、そういうどちらかがどちらかに寄りかかった関係はそれはそれでいいバランスがとれているんだと思っているので、僕はまた来月も親に食べさせてもらいに帰ることと思う。