3D

もちろん向こうからは見えい

夕方、仕事を早引きして帰宅。車を運転して妻の通院に同行する。
診察室でエコーを操る医者の話を聞いていたら、突然モニターに正面から見た赤ん坊の顔が映し出されて驚いた。それが妻の腹の中にいる赤ん坊の表情であることよりも「これが3Dだから」の一言で片付けられてしまったその機械の仕組みに対してまず驚いて、実際の赤ん坊の表情が見えていることに対する驚きはあとからじわじわときた。帰り道に駅前で買物をして帰宅。
夜、畳の部屋で病院で習ったさかご体操をしてから身体の右側を下にして布団に横になった妻が、腹の中の赤ん坊が無茶苦茶に動くたびに「ウォー、ウォー」と声をあげる。