十五夜

朝、起床。9時に車に乗って3人で外出。近所のコンビニでパンとお茶を買って運転席で飲み食いしながら実家を目指す。いい加減慣れて来た道を通って高速で移動。うしろの席でシートに収まった赤ん坊はずっと寝ていて静かにしている。
昼過ぎ、実家到着。昼食に栗ご飯、鶏の唐揚げ、漬け物、きんぴらごぼう、梨、ぶどう。座布団に寝かせた赤ん坊を覗き込んで父親も母親も上機嫌。
夕飯に昼の残りの栗ご飯と、ぼたもち、月見団子、いがまんじゅう、蓮のきんぴら、漬け物。隣の部屋の床に敷いた座布団で寝ている赤ん坊がぐずりはじめると誰かがそれを抱き上げてあやして、機嫌が直ったらまた座布団に寝かせてご飯を食べる。
夜、いい機会なのではじめて赤ん坊を湯船に入れる。湯船の中で首のうしろを左の手のひらで押さえつつお尻の下を支えていた右手をはなしてみると、湯船の中で赤ん坊はゆらゆらと揺れながらプカプカと浮いていて、少し驚いたような顔をしているものの基本的には気持ち良さそうに浮力の世界を満喫している。ように思える。