全員野球

昼前から始まったWBCの決勝戦を仕事場のテレビで観る。試合が終盤に向かうにつれて打ち合わせスペースに置かれた小さいテレビの前に人がだんだん集まってきて、最終的には自分も含めた中年男性による二重三重の人垣が出来上がる。日本代表チームがピンチやチャンスを迎えるたびにドスの効いた歓声があがり、凡退続きの選手に対しては「ほんと仕事しねぇ男だなあ」と野次が出る。10回裏、四球の後の三振、センターフライ、三振で試合終了。テレビの前で拍手が起こり、皆いい気分になって席に戻っていく。