いきもの観察

実家にて。昼過ぎに父親の自転車を勝手に借りて近所をサイクリング。最近まったく自転車に乗っていなかったせいか、結構距離があると思っていたところまででも意外と早く着いたりして、あらためて自転車便利だなと思いながら田んぼ地帯を走っていく。あたり一面水のはられた田んぼの真ん中を走っていると、雑木林の中を走るのと比べてあきらかに風が冷たいので気持ちがいい。
途中、田んぼの水の出ていない給水栓のところにおたまじゃくしがたくさんいるのを見つけたので自転車から降りて見てみたら、みな一目散に泥の中に隠れてしまったのだけれど、しゃがみこんだままそこでじっとしていたら、少しずつ泥から出て泳ぎはじめて、だんだん水も澄んできたのでそのまましばらく眺めている。トノサマガエルのおたまじゃくしだからなのか、どれも大きくまるまるしていて、10匹に1匹くらいはもう足が生えている。深いところにいるおたまじゃくしが時々水面に向かって垂直にのぼってきて、水面に口を出したと思ったらまたすぐに深いところへ潜っていく。捕食なのか息継ぎなのか、なんなのかわからないけれど、とにかくそれをずっとやっている。
帰宅して少しすると、急に雷の音がしてすぐに雨が降りはじめた雨があっという間にものすごいどしゃ降りになる。屋根の樋のキャパを越えてバシャバシャと屋根から落ちてくる雨水とどしゃ降りを家の縁側から見ていたら、そのうち雨に混じってひょうが降ってくる。丸くて白いコロコロが庭の芝生の緑の上でポンポンポンポンはずんでいるのが面白い。