連休三日目(予定なし)

昼前起床、外出。今日も見送りのついでに駅前まで出掛けて喫茶店で午後まで読書。今日の読書で今読んでいる本が半分くらいまで進んだのだけれど、そこまで進んだところではじめて今読んでいる本に「紐のしおり」が綴じ込まれていることに気づいた。これまでこの本を読む時には買った時にかかっていた帯を「このページまで読んだ」の目印にしていて、それを不便だとか無粋だとか思っていたわけでもなく、というかほんとになにも意識せずにそうしていたのだけれど、あらかじめこの本にはしおりとして使われるために綴じ込まれた紐が付いていたようで、今日きがついたのは「ここは見てなかった」ということ。この本はもう2週間くらい持ち歩いているけど、ここは見てなかった。ただ紐のしおりが付いていたっていうだけだけれど「ほんとにここは見てなかったな」と思った。
しおりに気づいたのであらためて本の側面を眺めてみたら、製本のために使われた糊がぶちゅっとはみ出ているのが見た感じ柔らかそうなのに触ってみるとカチカチに固まっているのとか、紙を束ねて出来た上の辺だけが思った以上に凸凹していることとか、それなりに面白かった。
にもかかわらず、店を出ようと思って本を閉じた時、なにも考えずに自然と今まで通り「本の帯」をページに挟んだので、せっかく見つけた紐のしおりは結局使ってないし、多分このまま最後までそれでいくと思う。
午後帰宅。ウクレレで遊んだり、ベランダの掃除をしたり、部屋の掃除を少ししたりする。暑いのでベランダに水を撒いたら少し涼しくなった。夕方少し昼寝する。
日が暮れて涼しくなってから、昨日買ったおもちゃ(中国製ルービックキューブ風パズル=バッタもん)で遊ぶ。んでいたのだけれど、きちんとつくられていないから、思い通りに回転させることすら難しかったりして、右に90度回転させたいところでうまく噛み合わず、しかたなく左に270度回転させたりしているので余計に難しい。結局闇雲に揃えようとしても駄目で、3×3には3×3のルールというか、文法というか、言語みたいなものがあって、そういうものに従って運動させていかないと必ず矛盾が生じてしまうのだけれど、一度それが使えるようになると結構あっという間に色を揃えていける。
この遊びは、ネットで調べながらやったのだけれど、6面揃える解法を解説してくれているサイトにもいろいろあって、ひとつひとつの動かしかたを図示してくれていて画面を見ながらその絵に実物をあわせていけばいつの間にか色が揃うようになっているサイトや、よくわからない数式のようなもので説明しているサイトなどがあった。はじめは丁寧に図表にして解説してくれるページのほうが分かりやすいのだけれど、ある程度やり方を覚えてくると、運動の法則を数式のように簡略化してしてまとめているページのほうが、「こうすべし」という指示に対して躊躇無く反応できるようになる。
図によって丁寧に手順を示してくれるのはありがたいのだが、いちいち画面を見ながらやっているといつまでたってもその動きが記憶出来ないというか、その場面ではどうすべきなのかということが自分の頭と体に入ってこないために、結局また画面に戻ることになってしまって理解するのに余計に時間がかかる。ただしはじめから簡略化した解説だけを見ていたのではそれを理解するまでの時間が必要だし、そもそも面白くないので理解できるようになるまでモチベーションが維持できない。
結局それらを理解するためにはまず手を動かすことが一番で、動かしているとだんだん考えなくても動かせるようになってきて、ひとつひとつの動作に集中してしまうことなく全体を見る余裕が出てくる。すると簡略化した解説が不思議と難なく理解できたりするし、「こことここは同じだ」とか「ここはこれのバリエーションだ」とか、全体の中で気がつくことがいくつもある。
などといいつつ、結局まだ最後まで出来ていなくて、気がついたら4時間くらい経っていた。ひとりでずっと遊んでた。連休おしまい。