ザ・ノンフィクション - 「地震後亡くなった父…最期の伝言」フジテレビ

「最後の伝言」といいつつ実際の放送の中で父からなにか印象的な言葉があったわけでもなく、むしろ父は病気が進行するにつれてほとんどなにもしゃべらなく(しゃべられなく)なっていった。だからこの放送の中では「伝言=無言の時間」ということになるのだけれど、もし仮にほんと伝言なんかがあったとしても、おそらくそれはあまり大事なことじゃない。大事かもしれないけれど、その言葉が語れるものは案外少ないと思う。結局無言だろうがなんだろうが「父と過ごした時間がそこにあった」ということがすべてというか全体なのだろうなと思った。