藤幡正樹「無分別な鏡」ASK? art space kimura

http://www2.kb2-unet.ocn.ne.jp/ask/Schedule/hujihata05.htm
前に見たうろ覚えの地図のイメージと、その地図にあった「ampm」と「美々卯」を手掛かりにそのあたりであろうあたりをウロウロしていたら、ちゃんと着いたのでよかった。
開かない透明のガラス扉の向こう側に、むきだしの配線や電源の入っていない数台のモニターや無造作に並べられた大きな作品らしきものや作業をしている人などが見える。ガラス扉のおかげで作品の前に立つことも出来ないし、第一どれが作品であるのかもわからない。なるほど「このガラス扉のかたちをした鏡の中で、作品らしきものに向かって黙々と作業をしているこの人たちも含めたこの光景全体こそが、今回選択された展示物ということなのか」と気がつく前に、展示が昨日で終っていたことに気がつく。何を選択され、何が選択されなかったのか、の前に、僕自身が鑑賞者として選択されなかった。であれば仕方がない。そういうことにして外に出る。