転出

朝、早起きをするものの、起きた後は特にすることもなく、ラジオを聴きながら過ごす。お好み焼きを2枚食べる。
昼前、どら焼きを持って外出。電車を乗り継いで実家のほうへ。10年ぶりくらいに降りて歩いた市役所までの駅前通りは10年前とほとんど同じ様子で、変わらない分だけ寂れたように感じる。しばらく歩いて辿り着いた日曜日の市役所のガランとした窓口で手続きについて聞いてみると「今日は受付はしない」と言う。それは困るのでもっと聞いてみると「預かることはする」と言うので預けることする。
寄り道をしながら来た時の倍くらいの時間をかけて駅まで戻り、再び電車に乗って実家の最寄り駅へ向かう。実家では家のまわりをウロウロしながら畑の作物や庭の植物の様子を眺めて過ごす。畑の梅は不作ぎみだが、庭の梅は去年に引き続き大豊作の予感。
夕方遅く、全員集合。お茶を飲みながら居間で父親の植物講義を聞かされ、庭に出てからまた聞かされそうになる。「はじまってしまうと長いから」と母親がそれを止め、皆で車に乗って食事に出掛ける。
行くまでは少し馬鹿にしていた実家近くの外食だったけれど、古い洋風の建物で食べる和洋折衷の料理が意外においしい。廊下に流れるBGMがファンクだったのも意外といえば意外。
夕食後、そのまま駅まで車で送ってもらい、深夜に帰宅。就寝。