一年祭と鹿児島ツアーその1

早朝、起床。バスと電車で羽田空港に向かう。空港に着いてからスープとパンで朝食。チェックインの前に名店街的なところで鹿児島の親戚への手土産を3つ買う。
朝、離陸。なぜかいつも飛行機の座席に座ると急に強い眠気がやって来て、気がつくと既に離陸したあとであることが多いのだけれど、案の定今日も寝てしまっていたようで飛行機のタイヤが地面を離れる瞬間をお尻の穴で感じることができなかった。
昼、鹿児島着。空港まで迎えに着てくれた親戚に連れられて駐車場へ向かうと、停めてあるワンボックスのレンタカーの中には既に前日から鹿児島入りしていた実の両親が並んで座っている。挨拶して出発。雨が本格的に降り始める。
加治木町の葬儀場で行われる義父の一年祭の法要に誰よりもラフな格好で参加。襟がついていればいいというものではない。デニム生地のズボンでなければいいというものではない。なにも考えずそんな格好でやって来てしまったことに申し訳ない気持ちになる。
昼食をとったあと皆でそのまま墓場に参る。雨はあがったものの雲なのか霧なのか海の向こうにあるはずの桜島はほとんど見えず、開聞岳はなおのこと見えない。
夕方、車に乗って霧島へ。山を登るに連れてどんどん霧が濃くなって最終的にはなにも見えない、とは言わないまでもほとんど見えないくらいに霧の中である。宿へ。みんなで泊まるのかと思っていたら泊まるのは父母、義姉、我々の県外組だけだった。部屋についてひと休みして風呂。
夜、まんなかの我々の部屋に集まってみんなで夕食。仲居さんにバレないように隠しながら持ち込んだ焼酎をひとくちずつ飲む。仲居さんが食事の支度をしてくれている間もずっと、父親は昨日泊まった妙見温泉の宿がいかに面白かったかという話をずっとしている。
長い時間をかけて夕食を食べたあと、布団を敷いてもらった途端にそのまま就寝。