白い雪

朝、この冬はじめて見る雪。駅まで歩いて向かう途中、風に吹かれつつひっきりなしに降ってくる雪の様子を歩きながら見るでもなく眺めていると、だんだんとおかしな気分になってくる。仕事でなければもっとつきあうのだけれどあまり気持ちよくもなっていられないので、適当なところで気持ちを立て直す。道の途中の家々のスチール製の門の小さな把っ手にも空き地を囲んむくい棒に巻き付けられたロープにも、いたるところに雪が小さく積もっている。
夜、夕方病院に行ってきた妻は医者の診断書をもらってきていて、明後日から2週間は自宅療養になるという。WEBで見つけたクヌートの画像を携帯ディスプレイのサイズに変換して妻の携帯にメイルで送ってさしあげる。4.7センチ。