ひきつづき鎌倉、ついでに葉山

一色海岸から山を眺める

昼過ぎ、妻と車で外出。藤沢町田街道を南に向かって走っていって、藤沢から東へ曲がって鎌倉へ。昨日歩いてきて山を登りはじめた大仏トンネルを通り、長谷寺の前から由比ケ浜大通りを通って若宮大路に出て、適当なところで車を停めてティーサイドでカレー。最近お気に入りのバターチキンのカレーをはじめあれやこれを食べていると、この店の常連らしき小学校1年生くらいの男の子がおばあちゃんを連れて入ってきて「わからないからおんなじのにするわ〜」というおばあちゃんにメニューのあれこれを指南しつつ、お店の人に「おせんべい食べたい」と上手におねだりしていて面白い。満腹。こ寿々でお土産にわらび餅をひとつ買ってから車に乗って葉山へ向かう。
ドライブ中、助手席に座っている妻はどこかにプジョーの車を見つけるたびにグーにして下に曲げた両手を胸の前で互い違いに構えながら「プジョー!」と叫ぶのだけれど、それはプジョーのエンブレムにあるトラかライオンかなにかの真似らしく、プジョーよりはずいぶん機会は減るけれど、ジャガーの車を見かけた時には「ジャガー!」と叫びながらシートベルトをぐっと引っ張ってダッシュボードの方まで腕を伸ばして、ジャガージャガーの真似をする。
夕方、森戸の海岸に降りて海を見物していると、テンガロンハットをかぶってノースリーブに短パン長靴姿のがたいのいい白人男性がイヤホンで音楽かなにかを聴きながら、小脇にノートパソコンを抱えつつ波打ち際を右の方から歩いてきて、空いたもう片方の手に持ったプラスチックカップに入ったビールをときどきゴクッと飲みながら、目の前を右から左に通り過ぎていく。少し遠くで若い人達のグループがバーベキューをやっていて賑やかな声が時々聞こえてきて、海に突き出た小さな防波堤の先の方では親子で釣りをしている人がいる。車を運転している時には見えていた夕陽は雲にかくれて見えなくなってしまったけれど反対側の山の上に明るい月が出てきているのがよく見えて、もうそろそろ帰ろうかと思いはじめた頃に、さっきの白人の男性が左の方から戻ってきて、同じようにゆっくりゆっくり歩きながら、目の前を左から右に通り過ぎていく。だいぶ日が暮れてくる。
夜、閉店間際のマーロウに寄りお土産にプリンをふたつ買う。先日お世話になった大阪の義姉夫婦にもプリンを送り、渋滞気味の134号をわざわざ通って藤沢まわりで帰宅する。誕生日だった。