ただただ見ている午後

午前中10時過ぎに起床。昨日の分も含めて12時間も寝た。起きると居間で母と姉が朝食の仕度をしてくれていて3人で朝食。
昼過ぎ、梨と水瓜と桃で昼食を済ませて3人で外出、車に乗って病院へ向かう。途中、ベビーザらスに寄り道をして骨盤ベルトなるものを探して手に入れてから病院へ。
赤ん坊は相変わらずずっと静かに寝ていて、少しだけ片目を開けたかなと思ったらすぐにまたぴったりと目をつむってしまってとても短い間隔の呼吸でスイスイと寝続けている。妻に「抱いてもいいんだよ」と言われて恐る恐る抱きかかえてみても少しだけ身体を動かしたあとは相変わらずの様子で眠りつづけているので、こちらは目をつむったままの寝顔や時々動く手足をじっと眺めることしかできないのだけれど、不思議とそれだけでもまったく飽きることはなくて、産まれたときからしっかりあって少し伸びすぎな爪やその爪で引っ掻いて作ってしまったらしいいくつかある顔の切り傷や皮脂のようなものがペリペリはがれかけていてしわしわで老人のような足や産まれた時から顔にあった脂肪の固まりらしき白いプツプツややや左にずれているのが少し心配になってしまうとがった顎や思ったよりもずっと細くて長くて鶏もものような足やなぜか額のちょうど真ん中にある産毛のつむじやうっすらと生えた眉毛や舌を出し入れしながら開いたり閉じたり一番忙しく動かしているぷっくりとした唇なんかを眺めているといつの間にか時間が過ぎている。
夕飯は帰り道に母オススメの中華料理屋に寄って春巻、餃子、宮保鶏丁、炒飯、中華丼、ごはんを分け合いながらもりもり食べる。