かつての後輩は今では普通の友達でした

朝、布団の中で妻が赤ん坊に「近所の川に流されたらそのまま太平洋に出てアメリカに行けちゃうね。あるいはミクロネシアかな?」と笑って話しかけている。起床して風呂。朝食。
昼過ぎ、駅まで車で出掛けていって、駅前のロータリーで友達二人を見つけて車に乗せて帰ってくる。友達ふたりはシェかつ乃のロールケーキとたねやの栗きんとんと応量器のひとつという作家ものの小さな漆のお椀を持ってきてくれた。ありがとう。ケーキはさっそくみんなでいただいて、お椀は来月の赤ん坊のお食い初めの食器にさせてもらうことにする。
ケーキを食べつつお喋りしながら、赤ん坊を抱いたり触ったりしてもらう。途中で妻が買い物に出掛けていって、帰ってきてから女子二人は夕飯の支度。台所で二人があれこれお喋りしている声を隣の居間で聞きながら、男子二人は赤ん坊を眺めつつポツポツ会話。28歳になる独身男子は意外にも赤ん坊が好きだったようで、椅子で揺れている赤ん坊に顔を近づけてごにょごにょ喋りかけては反応を見て笑っている。
夕方、4人と赤ん坊とで早めの夕食。筑前煮、ほうれん草の胡麻あえ、ニラの田楽味噌あえ、蓮と豚肉のガーリックバター炒め、メンチカツ、オクラ納豆、ジャガイモとリンゴのサラダ、漬物、茄子とネギのみそ汁、ご飯。見慣れたいつもの居間のテーブルにいろいろな料理が山盛りに盛られた皿がたくさん並んでいる光景になんだかテンションが上がって思わず写真を撮ってみる。それでも、すごい量だと思っていたたくさんの料理も食べはじめると次々にお皿が空いていって最終的にはほとんど全部食べきった。大人4人というのは大勢なのだと改めて思いながら、食後に今日2本目のロールケーキと妻の作ったバナナケーキとリンゴとカラメルのケーキを食べる。
最後にもう一度赤ん坊を抱いてもらって今日の会はお開き。駅まで二人を送っていって挨拶をして別れる。遠いところまでまでわざわざ遊びにきてくれた二人の友達のおかげで家族でとても楽しい一日を過ごすことが出来た。赤ん坊もたくさん相手をしてもらってよく笑っていた。また来てください。お待ちしています。